子育て中に泣くのは赤ちゃんだけではありません。思うようにいかない育児生活の中で、時には母親や父親も涙しています。
私も何度か泣いてしまったことがあり、「大人なのに、親なのに、情けない・・・」と思ってしまうことも。
そこで今回は、「1人目の子供が0~2歳の時期」に私はこんなときに育児で泣きました!という思い出をご紹介します。
人それぞれ状況は違いますが、「こんなときメンタル崩壊しがちだから気を付けて!」という心構えとして一例になれば幸いです!
①【7ヶ月頃】引っ越しと自信喪失で夫の前で泣きわめく
最初に記憶に残るほどの大泣きをしたのは子供が7ヶ月位の頃。子供が生まれて引っ越しをして、1ヶ月程経ったタイミングでした。
つかまり立ちをし始めた子供と遊んでいたら、立とうとした瞬間にひっくり返って、子供の口の中から血が!!
流血は初めてだったので焦りましたが、引っ越し先のかかりつけ医はもう見つけていたので、心を落ち着けてネット予約→病院に向かいました。
病院に到着して、「ここまで来れば安心だー」とホッとして受付をしたところ、受付の人にこう言われてしまったんです。

・・・そうなんです。かかりつけの病院は小児内科。ケガの場合は外科なので、今回のケースは管轄外だったんです。
その頃の私は、「子供に何かあったらとにかく小児科に行けば安心!」と思い込んでいたので、大きなショックを受けました。

最終的には先生のご厚意で診てもらえました(その頃には血もすっかり止まってる位の軽いケガでした)が、私の落ち込みは止まらず・・・。
誰かに話したかったけど、その頃の夫は毎日仕事で深夜帰り。結局その日には話せないまま朝を迎えました。
そして翌朝、起きてきた夫に昨日の出来事を話そうとした途端、目から涙が・・・。
混乱した様子で泣き続ける私を見て、「これはやばい」と思ったのか、夫は急遽仕事を休んで一日一緒に過ごしてくれました。

今思うと、もともと引っ越しでの環境変化によるストレスやワンオペが続いていたことによる疲れがたまっていたところに「子供のことで正しい対応ができなかった」という自信の喪失が加わって、精神がやられてしまったんじゃないかと思います。
でもこの出来事がきっかけで、夫とも少しずつ子育ての分担について話せるようになりました。
②【1歳半頃】うまくいかない慣らし保育と職場復帰の不安でさめざめ泣く
次に覚えているのは子供が1歳半位の頃。保育園への入園が決まり、慣らし保育をしているときでした。
入園してから職場復帰するまで1ヶ月近く慣らし保育の期間を取っていたのですが、これがまあうまくいかず。
保育園の洗礼を見事に受けて、半分の2週間程は体調不良で通えませんでした。
そのせいか、復帰日間近になっても預かってもらえる時間は全然伸びず・・・。
こんな状態からいきなりフルで預け始めて大丈夫なの!?と不安ばかりでした。
心配事はもう一つ。
1人目の復帰後はフルタイムで働くため、保育園への送りは夫が担当する予定でした。
でも慣らし保育中は保育時間が短いので出勤時間に間に合わず、夫が送りの練習をできるチャンスがなかったのです。
ぶっつけ本番は不安だし、夫にも保育所の準備などを知っておいてほしかったので、私の復帰日前日に有給を取ってもらい、送りの練習をする予定でした。
・・・なんて楽しみにしていたところ、また打ちのめされることに。

ハイ、追い打ちです。職場復帰の前日の夜、子供が寝た後の布団で涙が流れて止まりませんでした。
このときは、慣らし保育のストレスと職場復帰への不安という土台に楽しみにしていたことが無くなった失望感が追い打ちになった感じでしょうか。
そんな状態での復帰でしたが、その後は怒涛の日々で、逆に思い悩むことは少なくなりました。
③【2歳】臨月×イヤイヤ期により両親の前で子供のように泣く
最後は2人目の妊娠中、臨月を迎えて里帰りしていたときの思い出です。
上の子は2歳のイヤイヤ期真っ只中。
里帰りしているとはいえ、日中は両親も仕事があるので、重いお腹を抱えながらのワンオペ状態。
癇癪が激しい2歳児と臨月で心も身体も不安定な妊婦の組み合わせは最悪で、ギャーギャー泣き喚く息子に優しく対応できず、しょっちゅう怒鳴ってしまっていました。
さらにこの頃は夜泣きも激しく、ただでさえ眠りにくい臨月に加えて子供が泣いては起こされて、睡眠時間も満足に取れていませんでした。
その日も明け方に子供が激しく泣き出し、起き上がってあやしてもパニック状態で全く収まらず・・・。
寝不足でぼーっとした頭で泣き続ける息子を眺めているうちに自分の頭の中もぐちゃぐちゃになってきて、気が付いたら子供と同じように声を上げて泣き出していました。
泣き声に驚いた両親が2階の寝室から降りてきて、何かあったのか聞くのに「もうやだーーー!!!」と泣きながら答えると、母が私を抱きしめて、「辛かったね、よく頑張ったよ」と慰めてくれました。

出産前後は気持ちの面でも両親にすごく助けられ、ありがたかったです。
このときは、私自身は臨月の不安定な心と身体の状態や出産への不安感、子供もイヤイヤ期に加えて環境の変化や母親の妊娠によるストレスがあったんじゃないかなと思います。
いきなり子供のように泣き喚いてしまったものの、後に引きずることなく、泣き止んだ後はやけにスッキリしていました。
両親がすぐに慰めてくれたのもあると思うし、もしかしたら一杯になっていたストレスを発散させるために体が機能したのかもしれません。
【まとめ】つらくなりがちな要注意ポイントと対策
以上が、私が0~2歳期に育児で涙した思い出でした。
こうしてまとめて見てみると、自分がダメージを受けがちなポイントがわかります。人それぞれ違いはあると思いますが、私の場合はこんなことに弱いようです。
引っ越しや里帰りなど、環境の変化はうれしいものであってもストレスを感じてしまうそうです。
こちら(NHKスペシャル シリーズ キラーストレスHP)でライフイベントによるストレス度がチェックできるので、気になる人は試してみてください。
ストレス度が高い状況に置かれている場合は要注意です!
疲れがたまっていたり、不安なことがある状況も何かのきっかけで爆発しがち。
私の場合は、楽しみにしていた予定が急になくなるなど、感情の落差にも非常に弱いみたいです。
でも、自分はこういうときに辛く感じるというポイントを知っておけば、意識的にのんびりしたり、周りに頼ったりして一杯一杯になってしまうのを防げるかもしれません!
一方で見方を変えれば、①のときは夫と子育ての分担について考えるきっかけになったり、②のときは思いっきり泣いてスッキリしたりと、泣くのも悪いことばかりではないのかもしれないですね。
最近では「夫の産休」創設に向けた動きが注目されるなど、男性の育児参加への後押しも進んできています。
「育休」も色々なパターンの取り方ができるので、ぜひ夫婦で取得についても話し合ってみてください。