
パパにおすすめ!産後の妻がわかる本①「れもん、うむもん!―そして、ママになる―」
【形式】漫画
【著者】女性 / 漫画家
【読みやすさ】
【客観性】
本の内容
漫画家の “はるな 檸檬” さんが、自身の出産前後のつらかった経験をまとめたエッセイ漫画。
「妊娠編」「出産編」「育児編」に分けて、それぞれの時期ごとに身体的・精神的に大変だったことを描いています。
本の特徴
4コマ形式のコマ割りでページ数もそれほど多くないので、さらっと読めます。
また、つらかった経験がメインではあるものの、笑えるエピソードも盛り込まれているため、暗くなりすぎずに楽しむことができます。
個人の体験談なので客観性には欠けますが、産後の入院生活や自分の親との関わりなど、当事者ならではのリアルな話が盛りだくさんです。
この本に合うのはどんなパパ?
・これから育児が始まる&始まったばかりのパパ
・漫画でさらっと学びたい
・女性目線のリアルな体験が読みたい
・妊娠中から出産後までを知りたい
初めの一冊として読みやすい本です!
女性が描く育児がテーマのエッセイでは男性を責めるような描写が入りがちですが、この本には一切ないので安心してください。
むしろ旦那さんと協力して妊娠や育児を乗り越えるシーンがあるので、特に奥さんが妊娠中のプレパパさんには今後のイメージがつきやすくなるかもしれません。
パパにおすすめ!産後の妻がわかる本②「産後が始まった! 夫による、産後のリアル妻レポート」
【形式】漫画(一部コラム・ワークあり)
【著者】男性 / 産後サポート会社代表
【読みやすさ】
【客観性】
本の内容
妻が2人目を妊娠していた時の体験から、出産前後の夫婦関係の大切さを知り、産後サポート事業を立ち上げた著者の “渡辺 大地”さん。
1人目の時の反省を生かし、産後に直面する様々な夫婦の問題について、夫視点で漫画にしています。
本の特徴
漫画がメインなので、こちらもさらりと読みやすいです。
漫画部分は著者ご夫婦の体験談ですが、コラム部分では、仕事で「父親学級」をしている経験に基づく様々な夫婦の事例も紹介されています。
ママ目線のコラムや「パパの頼もしさチェック」などのワークも盛り込まれているので、夫婦で一緒に読むのもいいですね。
この本に合うのはどんなパパ?
・すでに育児中&2人以上の子供がいるパパ
・漫画でさらっと学びたい
・男性目線の体験談が読みたい
・専門家の意見が知りたい
2人目の子供が生まれてからのお話なので、「もう1人目の育児が進んでしまった!」というパパでも大丈夫です。
男性目線で具体的に困ったことや失敗したエピソードを描いており、パパも自分事として参考にしやすいと思います。
著者は仕事で多くの夫婦に関わってきた専門家のため、専門的な意見が欲しいというパパにもおすすめします。
出産や育児に関わることに限定せず、「夫婦のあり方」に焦点を当てた続編も出版されているので、こちらもぜひチェックしてみてください♪
パパにおすすめ!産後の妻がわかる本③「ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋」
【形式】文章(図解・データあり)
【著者】女性 / 育児中の夫婦向けのワークショップや講演、コラム執筆
【読みやすさ】
【客観性】
本の内容
著者の“狩野 さやか”さんは、自身が書いた夫婦についてのコラムへの反響の大きさから、多くの家庭で起こる「夫婦間の問題」に気づき、多彩な活動をされています。
その経験をもとに、産後に夫婦の間で起こる様々な「ずれ」の法則を研究し、その解決策を提案しているのが本作です。
本の特徴
こちらは、文章がメインで時々イラストの図解や調査データ、ワークなどが差し込まれています。
漫画と比べて読むのに時間はかかりますが、「根拠をもとにじっくりと理解したい!」というパパには一番のおすすめです。
多くのパパ・ママをはじめ、社会学や心理学を専門に扱う教授などの話も取り入れており、「個人の体験」にとどまらない十分な客観性があります。
この本に合うのはどんなパパ?
・子育て前~すでに夫婦間の問題に困っているパパまで
・データや資料をもとにじっくり学びたい
・夫婦で一緒に読める内容がいい
・専門家の意見が知りたい
奥さんが妊娠中のパパの心構えとしても、すでに育児中で夫婦間の問題に直面しているパパの解決策としても役立つ内容です。
「確かなデータや専門家の意見がないと納得できない!」というパパにも満足してもらえると思います。
「産後のママの状態」だけでなく「パパ側の事情」も取り上げられていて、夫婦がお互いについての理解を深める手助けになる一冊です。
私達夫婦も産後の壁にぶち当たり、めちゃくちゃ試行錯誤したのですが、この本を読んだら仕組みや解決策が全部書いてありました。
今現在苦しんでいるご夫婦は、ぜひ手に取ってみてください。取るべきアプローチがきっと見つかります。
産後も夫婦円満でいるために、本から知識を得よう!
産後の妻にどんな変化が起こっているか、経験できないパパにはなかなか想像がつかなくて当然です。
それどころか実は、ママ自身も自分の身体や心の変化への理解が追い付かず、苦しんでいることがあります。
パパも、わけもわからず怒られたり泣かれたりして困ることがあると思いますが、(我が家がそうでした笑)そんな時にきっとこれらの本が役に立つはずです。
できれば夫婦で一緒に読んで、産後も夫婦円満でいるための手助けにしてくださいね。